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手作業工程を減らし省人化を実現した冷凍菓子供給機の事例

冷凍食品の製造現場において、冷たいワークを扱う手作業は作業者の負担が大きく環境改善が急務となっています。
今回は、冷凍菓子の供給工程を自動化した事例をご紹介します。

現場が抱えていた課題

これまでは作業者が目視で不良品を選別しながら、一つひとつ手作業で向きを揃え包装機のポケットへ供給していました。しかし、冷凍食品に長時間触れ続けることで、作業者の指が凍傷のような状態になってしまうという深刻な問題が発生していました。
さらに投入口が1.8メートル程の高い位置にある為、持ち上げながら投入するという身体的負荷も大きいものがありました。

ムラタの提案

そこで、村田精工では製品に手で触れる工程を最小限にするため、
ホッパタンク(※1)、桟(さん)付きコンベア(※2)、そして単落エスケープ(※3)を活用した一貫供給システムを構築しました。

(※1)ホッパタンク…ワークを一時的にためておく投入口
(※2)桟付きコンベア…滑り止めの突起が付いた傾斜用搬送機
(※3)単落エスケープ…ワークを一個ずつ切り離して排出する機構

システムの入り口にホッパタンクを設置することで、一つずつ手作業で供給する工程が無くなり、大量のワークをまとめて投入することを可能にしました。
そこから桟付きコンベアがワークを自動で上方へ掻き揚げ、パーツフィーダへと運び込み一定方向に選別を行います。
向きが揃ったワークは平コンベアへとストックされ、単落エスケープによって包装機のポケットへ一個ずつ正確に供給されます。

ムラタのこだわり

今回のシステム設計において私たちが重視したのは、作業者がワークに触れる時間を少しでも短くすることと、無理のない作業姿勢の確保です。
供給を自動化するだけであればパーツフィーダへの直接投入も可能ですが、作業者が冷たいワークを高い投入口まで持ち上げながら投入せざるを得ず、結果的に手で触れる時間が長くなってしまいます。
そこで、低い位置にホッパタンクを配置し、桟付きコンベアで下から掻き揚げる構成を採用しました。
これにより、作業者は腰の高さでワークを一気に流し込むだけで済み、冷たい製品を掴む時間を極限まで削り落とすことができました。さらに、最後の切り出しを行う単落部分にはクッション性を持たせ、冷凍されて衝撃に弱くなった製品を傷つけない工夫も施しています。

お客様の声

システム導入の結果、お客様からは「手への負担がとても軽くなった」というお声をいただき、作業環境の改善を実現することができました。また、これまで手作業で行っていた供給工程を自動化したことで省人化の面でも大きな効果を得ることができたと、喜びの声を頂いております。

まとめ

本記事で紹介したシステムのように、村田精工の自動供給設計は、生産効率の向上だけでなく現場の労働環境の改善に真剣に向き合います。
手作業をどう自動化するか、そしてデリケートな製品の品質をどう守るのか。
現場環境に合わせて最適なホッパやコンベアの構成を提案することが安定した生産につながります。
本事例を参考に、ぜひ当社の自動供給システムの導入を検討してみてください。
もし「特殊な環境でも自動化できるか知りたい」「現場の負担を最小限にする構成を相談したい」といったご要望がありましたら、ぜひ村田精工までお気軽にお問い合わせください。